【共同住宅と長屋の違いは何ですか。】
長屋と共同住宅の違いをご存じでしょうか?
長屋と聞くと古いアパートの様なイメージを持たれている方も多いと思いますが、、、
現在では、テラスハウスやタウンハウスなどのおしゃれでデザイン性の高い長屋が増えてきていますよね(#^.^#)
弊社では主に共同住宅を企画化しておりますが、
敷地条件によって共同住宅が建てられない場合や
条例で高さ規制がかかる際に長屋の企画をしています。
共同住宅と長屋の大きな違いは、”共用部分の有無”になります。
共同住宅の場合、エントランス、廊下、階段などの共用部分を経由して各住戸に入り、
一方、長屋は共用廊下を介さずに直接、各住戸に入ることが可能で、2階以上の住戸には、
1階から2階に上がる為の階段(1階から3階に上がる為の階段等)があります。
また、設計基準の違いについても説明させて頂きますと、、、
共同住宅は、建築基準法上『特殊建築物』に該当します。
特殊建築物とは、“建築基準法第2条1項2号”に該当する建築物のことを指すのですが、
その他の例としては「学校」「百貨店」「病院」等が挙げられます。
※規模や用途などの詳しい内容は、“建築基準法第6条1項1号”に規定されています。
つまり簡単に言うと、
特殊建築物として扱われる共同住宅は、長屋に比べて、厳しい設計基準があり、
避難上、消防法上においても厳しい規制が掛かります。
一方、長屋は特殊建築物に該当しない為、共同住宅に比べると設計基準が緩く狭小地や、
旗竿地のような土地に対しても敷地を最大限に活用する事が可能となります。
建物が長屋と共同住宅のどちらに該当しているのかによって、
設計基準や法規制が全く異なりますので、
双方の違いを十分に理解した上での建築を検討してくださいね(^_^)/
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