施工店は自分の知っている所に任せても良いのですか。
私どもの企画(仕様・設備・建物金額)や『監理者の権限範囲』に責任が持てなくなりますので、その様なご要望の場合、企画物件を紹介する事はしておりませんので、予めご了承下さい。
そもそも私どもが斡旋をさせて頂く施工店は、大小100社以上の施工店の中から「会社の安全性」や「建物金額」、そして「誠実性」を鑑みて選定しております。
※その他にも帝国データバンクの弊社専属担当から事前に詳細情報を入手し、且つ担当からの裏情報のヒアリングを行った上で選定しております。
特に「誠実性」に関しては重要な点となり、クライアントには「yesマン」だが、監理者としての私どもが施工中にビジネス上のコミュニケーションが取れない可能性がある為、仮にご自身の知っている施工店をご利用されたい場合は、お力になれませんので、重ねて申し上げます。
余談となりますが、施工店選定で一番怖いのは私どもの場合、23区の限られた土地での建築になる為、慣れていない施工店だと契約後に大幅なプラン修正が起こり、予定した間取が成り立たないケースが実際にありますので、この様な確認を契約前にしっかりと行って頂く事が非常に重要になります。
その他にも以前「安い業者を知っているのでその業者に任せたい」とおっしゃる方がいらっしゃったので、並行見積を行うという条件で、見積条件を合わせるべく詳細の仕様や設備・図面をお渡し、見積もりを作成して頂くと、、、
見積金額が高いケースが殆どで(っというより私の経験上では全てが高くなっているのですが、、、、)数百万高いのならまだ分かるのですが、それ以上高くなることもよくあります。
この点は、施工業者の職人の手配の仕方など「効率的な現場管理力」や部材調達も含めた「安定的な現場管理体制」、またその時点での「施工業者の繁忙状況」にもよるのですが、この様な事も施工店の選考基準に入れるとなると如何にしっかりとした施工店を選定する事が難易度の高い事なのかをご理解頂けると有難く存じます。
最後になりますが、現在私ども協力施工店との間で2棟/月までの受注枠を設定しております。
これは『工期遅れ防止』を目的にした受注制限になり、クライアントには工期や上述での金額面での負荷が掛からないように事前の対策を講じておりますので、東京23区内の新築RC造の1棟マンションの建築企画であればEMAコンサルにお気軽に「ご相談」下さい。