【計画道路ってなんですか?】
今回は、“ 都市計画道路 ”についてお話させて頂きます。
都市計画道路とは、都市計画法に基づいて定められた道路を指します。
市街地の道路条件を改善し、良好な都市環境を整備するために計画されています。
建築を計画している場合、
現在の建物や周辺の建物と同規模の建築ができない可能性が大きいため要注意です。(>_<)
▶ 建築制限
都市計画道路予定地への建築が許可されているものは、
① 安易に移転・除去することができるもの
② 主要構造部が木造、鉄骨造、コンクリートブロック造であること
(都市計画法第53条)
東京都では、以下の建築制限の緩和を設定しています。
- ① 安易に移転・除去することが出来るもの。
- ② 市街地開発事業等の支障にならないようものであると認められる事。
- ③ 階数が3、高さ10m以下であり、かつ地階を有しない事。
- ④ 主要構造部が木造、鉄骨造、コンクリートブロック造、その他これらに類する構造であること。
- ⑤ 都市計画内に存する部分を分離することが出来るよう、設計上の配慮をすること。
東京都内であっても緩和措置が適用されない地域もありますのでご注意ください(>_<)
敷地にかかっている範囲に対する、建築制限ですので
範囲外への建築制限はかかりません。
▶ 許可申請
都市計画道路の予定地に建築をする際には、必ず建築許可申請をしなければいけません。
しかし、“ 地階を有しない2階以下の木造建築物の改築や移転 “
である場合には、申請は必要ありません。
(都市計画法施行令第37条)
▶ 価値
収容面積や道路状況、土地形状、事業の開始時期など
様々な要因が土地の価値に影響します。
自分で調べる場合、過去の事例や公示価格で算出可能ですが
あくまで目安となるため、信頼できる不動産会社に査定を依頼してみましょう。
▶ 最後に
所有している土地や購入を検討している土地が
都市計画道路に関係しているのかをどうかは
市役所や区役所で確認することが可能ですので、
是非調べてみてくださいね(^_^)/
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