地盤改良をする土地としない土地どちらの物件が良いのですか。

そもそもマンションやアパート建築(低層住宅除く)の場合、相当な条件がそろわない限りは

「杭改良」や「柱状改良」を行うのが一般的なので、地盤改良は行う前提の土地だとお考え下さい。

※地盤改良は、「表層改良」→「柱状改良」→「杭改良」の順に費用や強度が上がっていきます。

 

「地盤改良をする土地」イコール「立地悪」と言う捉え方をされる方もいらっしゃるのですが、

杭改良を行う場合は、鋼管杭を地中20ⅿ~30ⅿに位置する岩盤に打ち込みますので、

より建物地盤が強固になり、災害に強い地面と密着した建物が出来るという利点がありますので、

金額が掛かる分のリターンはあると思います。

 

逆に重量が軽く上背が無い建築物の場合は、改良を行わない若しくは表層改良で済ませている建物(土地の上に乗せているだけ)が多いので、

災害時にニュース映像で住宅が流される光景は、この様な理由からになるとご想像頂ければイメージがし易いのではないでしょうか。

 

建築企画にしても既存建物にしても不動産投資を行う以上、リスクを如何に軽減するかという点も重要なりますし、

そもそも東京23区内の土地の大部分には何かしらのハザードが掛かっているので、

新築/中古/木造/鉄骨/RCを問わず火災保険の水災や地震は必ず付帯する事をお勧め致します。

 

従って地盤改良をする土地としない土地のどちらが良いかと言う点については、

その土地の上に建てる建物のリスクヘッジがされているかどうかという点がポイントになると思いますので、

この事を踏まえた上で収益性や環境などを鑑み物件を探されると良いと思います。

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